こだぬき ぽんちゃんとの日々

2018年11月に息子が生まれるまでと、その後の日々の記録

ぽんちゃんがお腹にやってくるまで①

34歳で2回目の流産をしたので、不育症の検査をしましたが、特に問題ありませんでした。

そのため、そこから2年ほど一般不妊治療といわれるタイミング法や人工授精でがんばっていたのですが、35歳の壁なのか、まったくかすらず。

ちょっと問題かな、となったのはインスリン抵抗性くらいで*1、原因もわからず、どんどん精神的に追いつめられていきました。

通っていた病院は不妊治療専門院で、体外受精もできました(むしろそちらがメイン)。

しかし、私は過去の自然妊娠実績があるからか、先生から積極的に高度治療を勧められませんでした。

そして私自身、正直なところ体外受精に抵抗がありました*2。理由はこの2つです。

  • 子どもができるのは神の領域だし人間の手で作るなんて不自然すぎる
  • 高額な費用をかけてもできる保証はどこにもない(ある意味ギャンブル)

 

でも、こんな思いも強くあり。

  • 子どもはほしい
  • いや、本当にほしいのか?意地になってるだけなんじゃないか?
  • 意外とこういう気持ちがストレスになってできないんじゃないのか?

 

とはいえ、妊娠には年齢制限もあるし、この無限ループな状況を打開するためには、真剣に体外受精を選択肢に入れないといけないと考え始めました。

そして、半年かけて、この抵抗感をなくすために考え抜いて夫とも話し合いました。

 

1つめの抵抗感は、物事を理解するのに単純化する癖があるのですが、自問自答するなかで、ある日突然、

体外受精って、なかなか出会えない卵子精子を外でお見合いさせて、気に入ったらお家に戻してあげるだけじゃん

と思えるようになり、なくなりました*3

 

2つめの抵抗感は、

今までの人生で、こんなに欲しい、叶えたいと思ったことって、大学受験と夫以外であったか、いやない(反語)

それを叶える手段があるのに、これまで貯めたお金を使わないなんて

そもそも、そのお金は子どものために貯めてたのに使う目的が存在しなきゃ意味がないじゃん!

と腹を決めることで、なくしました。

 

やらなくて後悔、より、やって後悔するほうが良い。

そして、2017年9月、36歳で初めての採卵に挑むことになりました。

 

 

今だから言えますが・・・。

  • 年齢がそう若くない
  • 原因がわからず苦戦している
  • 費用がある程度、工面できる
  • 子どもがどうしてもほしい

という方で、上記のような理由で二の足を踏んでいるのであれば、早めに体外受精を選択肢にいれることをオススメします。

やってみると、言うほど大変なことではないはずです(もうやりたくありませんが)。

というか、これに限らず未知のことだったとしても、生死にかかわるわけではない*4ことで、たいていのことはやってみると大したことはないことが多い気がします。

 

というわけで、体外受精の実際はどうだったのか?

次回に続きます。

*1:そのため糖尿病ではありませんが、治療のためにメトグルコを服用していました

*2:この頃は、体外と顕微授精、初期胚と胚盤胞、自然周期とホルモン補充周期の区別すらついていなかったのですが

*3:実際やってみると、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。そんなに簡単に受精卵にならないし、なっても着床しない。あくまで医療は、そのプロセスのお手伝いレベルだし、まったく神の領域ではない

*4:あくまで自分の、です。出産はまた別だと思っています