こだぬき ぽんちゃんとの日々

2018年11月に息子が生まれるまでと、その後の日々の記録

ぽんちゃんがお腹にやってくるまで③

前回のお話のつづきです。

 

◆そして、移植

▼移植前

さらに1ヶ月、ピルで卵巣を休めて、移植周期。

このピル(プラノバール)!どうも体に合わなかったようで、吐き気、めまい、鬱状態が続き、辛かったです*1。もう二度と飲みたくない・・・。

 

▼移植1回目

移植はホルモン補充を選択。ピル周期との落差が激しく、エストラーナテープを貼ると、なんだか女らしい穏やかな気持ちになるのが不思議でした(気のせいかもしれませんが)。

 

慣例的に一番グレード良い4AAを移植しました。しかし、こちらはかすりもせず。

診察室に入った瞬間、しかめっ面していた先生いわく。「染色体異常かな?あなたの年齢なら30パーくらいだからねー」

4AAなのにダメって・・・。のこりはさほど良くない2つなのに。

ということで、かなり落ち込んでしまい、「残ってるのグレードが微妙だし、次の採卵、考えたほうがいいですかね?」と聞いてしまい、

「いや、まだ2つあるし!胚盤胞になってる時点で可能性はあるから!」と先生を慌てさせました。

その後、しばらくウジウジと検索魔。

しかし、卵のグレードがどうであれ、「染色体異常があるかないか、それがすべて」(某有名クリニックの先生のブログ記事)という記事を見かけ、自分を震い奮いたたせました。

 

▼移植2回目

そして、翌月、同じくホルモン補充で4BBを移植しました。

移植後から判定までの9日間は

  • なぜかスマホ断ちをし、東野圭吾氏の小説を読み漁る*2
  • 休みの日はよく歩く
  • ストレッチをする

という感じで、乗り切ってみました。

 

迎えた判定日(BT9)。特にそれまでに変わった症状もなかったので、期待せずに診察室に入ると真顔の先生とhcg625と書かれた紙が。先生に20週妊娠継続率93%と言われても、実感がなく真顔の私。

「あー、陽性のなのか、妊娠したのか」

くらいでした。感情がほぼ動かず、そのことに驚いてました。

たぶん、この後に続く胎嚢→胎芽→心拍確認の高い高いハードルが待っていたからだと思いますが。

 

こうして、ぽんちゃんがお腹にやってきたわけです。

結局、胚盤胞のグレードはただの見た目で、染色体異常があるか、ないかはわからんのですよね。移植してみないと*3

 

その後、毎日祈る気持ちでひとつひとつのハードルを飛び越え、9週でクリニックを卒業しました。

 

◆まとめ

いろいろ運がよかったと思います。

楽に通える範囲に、自分に合ってる病院があり、短期決戦のつもりはありませんでしたが、体外受精の期間は約半年で終えられました。

半年、というと短いですが、初めてのことに挑戦すること多く、濃く長い長い半年でした。

結局、2年間妊娠できなかった理由は、これというのがはっきりしませんでしたが、主に加齢との戦いだったと思います。

一応、その前から

  • 23時に寝る
  • 朝ごはんをきちんと食べる(卵摂取)
  • ビタミンC、D、Eのサプリをとる
  • 甘いものは食べない

というのはやっていました。

健康的な生活、大事。もう若くないなあ・・・と思い始めたころに、こういう生活になったので、今後のことを考えてもよかったと思います。

2年ほど粘ってしまいましたが、もう少し早めに体外受精に踏み切っておけばよかったかも。

というわけで、こんな選択もありましたよ、ということで。

 

では、次回以降は、出産までから出産(無痛分娩)編です。

 

 

【最近のぽんちゃん事情】
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今日で生後100日!

だけど、ぽん、毛が生えない・・・。

ぽんが生まれたばかりのころ、まんぷく(朝ドラ)の福ちゃんの息子、源ちゃんが月齢3ヶ月くらい。ぷっくぷくやなあ、と思って観てましたが、うちのぽんも見事にぷっくぷくになりました。

まだ、身長は60ちょいなのに、70のお洋服がジャストサイズ疑惑あり。

 

 

*1:何気に採卵より辛かったかも

*2:現実逃避をしたいときによくやります。1日1冊、東野圭吾。と題して300ページくらいのなら1日で読みました

*3:でも着床前診断をやればわかりますよね・・・いろいろ議論はありますが