ぽんちゃんがお腹にやってくるまで③
前回のお話のつづきです。
◆そして、移植
▼移植前
さらに1ヶ月、ピルで卵巣を休めて、移植周期。
このピル(プラノバール)!どうも体に合わなかったようで、吐き気、めまい、鬱状態が続き、辛かったです*1。もう二度と飲みたくない・・・。
▼移植1回目
移植はホルモン補充を選択。ピル周期との落差が激しく、エストラーナテープを貼ると、なんだか女らしい穏やかな気持ちになるのが不思議でした(気のせいかもしれませんが)。
慣例的に一番グレード良い4AAを移植しました。しかし、こちらはかすりもせず。
診察室に入った瞬間、しかめっ面していた先生いわく。「染色体異常かな?あなたの年齢なら30パーくらいだからねー」
4AAなのにダメって・・・。のこりはさほど良くない2つなのに。
ということで、かなり落ち込んでしまい、「残ってるのグレードが微妙だし、次の採卵、考えたほうがいいですかね?」と聞いてしまい、
「いや、まだ2つあるし!胚盤胞になってる時点で可能性はあるから!」と先生を慌てさせました。
その後、しばらくウジウジと検索魔。
しかし、卵のグレードがどうであれ、「染色体異常があるかないか、それがすべて」(某有名クリニックの先生のブログ記事)という記事を見かけ、自分を震い奮いたたせました。
▼移植2回目
そして、翌月、同じくホルモン補充で4BBを移植しました。
移植後から判定までの9日間は
という感じで、乗り切ってみました。
迎えた判定日(BT9)。特にそれまでに変わった症状もなかったので、期待せずに診察室に入ると真顔の先生とhcg625と書かれた紙が。先生に20週妊娠継続率93%と言われても、実感がなく真顔の私。
「あー、陽性のなのか、妊娠したのか」
くらいでした。感情がほぼ動かず、そのことに驚いてました。
たぶん、この後に続く胎嚢→胎芽→心拍確認の高い高いハードルが待っていたからだと思いますが。
こうして、ぽんちゃんがお腹にやってきたわけです。
結局、胚盤胞のグレードはただの見た目で、染色体異常があるか、ないかはわからんのですよね。移植してみないと。*3
その後、毎日祈る気持ちでひとつひとつのハードルを飛び越え、9週でクリニックを卒業しました。
◆まとめ
いろいろ運がよかったと思います。
楽に通える範囲に、自分に合ってる病院があり、短期決戦のつもりはありませんでしたが、体外受精の期間は約半年で終えられました。
半年、というと短いですが、初めてのことに挑戦すること多く、濃く長い長い半年でした。
結局、2年間妊娠できなかった理由は、これというのがはっきりしませんでしたが、主に加齢との戦いだったと思います。
一応、その前から
- 23時に寝る
- 朝ごはんをきちんと食べる(卵摂取)
- ビタミンC、D、Eのサプリをとる
- 甘いものは食べない
というのはやっていました。
健康的な生活、大事。もう若くないなあ・・・と思い始めたころに、こういう生活になったので、今後のことを考えてもよかったと思います。
2年ほど粘ってしまいましたが、もう少し早めに体外受精に踏み切っておけばよかったかも。
というわけで、こんな選択もありましたよ、ということで。
では、次回以降は、出産までから出産(無痛分娩)編です。
【最近のぽんちゃん事情】
今日で生後100日!
だけど、ぽん、毛が生えない・・・。
ぽんが生まれたばかりのころ、まんぷく(朝ドラ)の福ちゃんの息子、源ちゃんが月齢3ヶ月くらい。ぷっくぷくやなあ、と思って観てましたが、うちのぽんも見事にぷっくぷくになりました。
まだ、身長は60ちょいなのに、70のお洋服がジャストサイズ疑惑あり。