こだぬき ぽんちゃんとの日々

2018年11月に息子が生まれるまでと、その後の日々の記録

レインボーベビー①

私は38歳になった直後に、いわゆるアラフォーでの「高齢初産」で、ぽんを出産した。

ぽんは、いわゆる「レインボーベビー」だ。

「レインボーベビー」とは、流産や死産の後に生まれた赤ちゃんのこと。

ぽんを出産する前、34歳の頃に2回妊娠し、1回目は6週で完全流産、2回目は心拍確認後の9週で稽留流産となった。

 

 

夫との子どもがほしいとは思っていたのに、なかなかできなかったので、不妊治療専門院で夫ともに検査を受けた。

約1か月の検査の後、特に問題はないと言われたがタイミングを診ていただき、この2回の妊娠を経験した。

 

2回目の妊娠→流産後、私の中で何かが変わった。

「赤ちゃんの心拍が止まっている。」

その事実を思い出すような何があると、感情は動いていないのに、ひとりでに涙が出てるようになった。

ぽんを産んでから変わるかと思ったが、変わることはない。

 

染色体異常だったのだろうし、死産や生後まもなくで子供を亡くされた方と較べたら、この悲しみや苦しみのレベルは、ひっかき傷くらいなのはわかっている。

とはいえ、ほんの少しの時間だったとしても「"生きていた"子どもをなくす」という経験をしたあとは、時間がどれだけたっても、そのあと新たな子どもを授かろうが、自分のどこか奥深いところに、何かが壊れるような、体が引きちぎられるような感覚が横たわっているのだ。

 

おそらく、これは経験された方しか、わからないかもしれない。

おそらく、これは私が死ぬまで、抱える感情なのかもしれない。

 

 

 つづきは、こちら

arcadialog.hatenablog.com